内閣府「地方創生テレワークアワード」受賞

「地方創生テレワークアワード(地方創生大臣賞)」は、内閣府が地方創生テレワークに先進的に取り組む企業・団体等を表彰するもので、2022年2月18日に行われた「地方創生テレワークアワード表彰式」の内容を紹介します。

地方創生テレワークアワードとは

地方創生テレワークアワードは、会社を辞めずに地方に移り住む転職なき移住、ワーケーションなどによる関係人口の増加、東京圏企業による地方サテライトオフィスの設置など、都市部から地方への人の流れを加速させ、人口の流出防止、地方での雇用、新規ビジネスの創出など、多様な形で地方の活性化に貢献可能な地方創生テレワークに先進的に取組む企業・団体等を表彰し、周知していくものです。

「地方創生テレワークアワード表彰式」 概要

開催日時:2022年2月18日(金) 13:00~15:00
主催:内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局
実施形式:オンライン
https://www.chisou.go.jp/chitele/award/ceremony2021/index.html

赤池誠章副大臣より、表彰をいただきました

「地方創生テレワークアワード表彰式」 映像はこちらから

地方創生【内閣官房・内閣府】チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=zbALo7NqTyU

※映像は1時間20分程度(BIGLOBEに対する講評は20分頃~、BIGLOBEの発表は56分頃~)となります。

BIGLOBEに関する発表内容をダイジェストで紹介いたします

BIGLOBE(連携パートナー自治体別府市)に対する講評 (映像20分頃~)

審査員を代表して東京大学公共政策大学院客員教授 増田寛也様より講評をいただきました。

コロナ化における組織のコミュニケーション不足、疲弊した管理職の活性化、温泉地の再生を目的にコワーキングスペースを別府市に開設をされました。そのうえで温泉でのワーケーション実施について、医学的見地からの効果の検証を通じて制度化を行い、首都圏人材の流れを創造されました。
平日と、連泊と、企業という温泉ワーケーションの提案は、温泉宿のテレワーク環境改善とマッチングサイトの開設により、さらなる横展開が期待できるという点が特に評価した点となっています。

東京大学公共政策大学院客員教授 増田寛也様

BIGLOBE代表取締役社長 有泉健の発表 (映像56分頃~)

始まりは、テレワークと温泉大賞の課題解決

企業と温泉地、実は非常に相性がいいということが、だんだんとわかってきました。
この相性の良さを、企業よし社員よし温泉地よし、こといった三方よしのムーブメントにしていきたいと考えています。

今回の取り組みのキッカケは、2つの課題解決のためでした。
1つは2019年に全社導入した「テレワークの課題解決」。もう1つは2008年からBIGLOBE旅行で実施してきた「温泉大賞の課題解決」です。

テレワークの課題とは、コミュニケーション不足(伝わらないストレス)、管理工数増加(進まないストレス)、異動した社員・新入社員の不安増加(経験できないストレス)です。非対面のテレワークで生じた組織運営の弊害に対する解決策が必要でした。
次に温泉大賞です。お客様からの投票で、温泉地・温泉宿を番付し訪問を促す役割をしていた温泉大賞は、お客様、温泉地、温泉宿にとっての三方よしを実現してきました。しかし、長きにわたるコロナ禍によって、この三方よしが実現できなくなってきたため、2020年よりこれからの時代に適した新たな温泉地活性化を目指すことにしました。

日本には古来より湯治文化があります。そこでテレワークのストレスも温泉地でのワーケーションによって氷解するのでではという仮説を立てました。ハイブリッドな働き方やチームビルディングを温泉地で実施し健康経営を実現できれば、企業の福利厚生制度として定着するのではと考えました。
また、温泉地・温泉宿にとっても、ワーケーションは、企業(チームで利用)、平日(休日に偏らない)、連泊(稼働率安定)という新たな収益創出につながります。

ワーケーションの効果・効能の検証、温泉宿の課題解決

ワーケーションの狙いは、「企業よし、社員よし、温泉地よし」という新しい三方よしです。

BIGLOBEは、自ら温泉地でのワーケーションを行ない、メンタル面・医科学面から効果効能の計測をはじめました。日本健康開発財団様にご協力をいただき、各地の温泉でワーケーション前後の計測を行うことでBefore/afterの変化データを蓄積しています。BIGLOBEのみならず、様々な業種、33社110名を超える方々のデータが集まりました。

また、温泉宿の課題である「集客」、「食事」、「通信」の解決にも取り組んでいます。「集客」のために、企業と温泉宿のマッチングサイトONSEN WORKを立ち上げ、ワーケーションのパッケージプランを提供しています。「食事」面では、各地方の食材を活用したメニューを開発し、調理人がいなくても食事を提供できるクラウドキッチンを検討中です。「通信」面では、WiFiなど通信環境の整備、快適なワーケーション環境の整備を行っています。

これからのハイブリッドな働き方の提案

BIGLOBEが行っている地域の皆様との交流事例について、別府市の事例を紹介します。新しいビジネスの機会を探索すべくBIGLOBE社員を別府に長期滞在させています。地域の皆様と交流を増やすことで課題を知り、新しいビジネスのトリガーとなるような活動を行っています。健康経営の活きた実践、社員エンゲージメントの向上、ブランディング向上など、企業にとっての投資対効果がみえてきました。

ONSEN WORK by BIGLOBE
企業と温泉地の相性の良さから生まれる
三方よし(企業よし、社員よし、温泉地よし)の新たなムーブメントを創り、温泉地でのリモートワークを推進することで、これからの時代のハイブリッドな働き方を提案してまいります。

BIGLOBEのプレゼン資料(PDF)

BIGLOBE 取締役執行役員常務 石井隆宏へのインタビュー映像はこちらから

地方創生【内閣官房・内閣府】チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=Lx4MewjBmAo

関連情報

プレスリリース

温泉地支援の取り組み
https://www.biglobe.co.jp/sustainability/action/onsen-work