IT系に軸を置いて、就職活動をしていました。理由は2つです。1つ目は、高校生ぐらいのときからWebサービスが好きでよく利用していたこと。2つ目は、IT系は今後益々伸びていく業界であると思えたこと。BIGLOBEのサービスはもともと利用していたため、馴染みのある会社で、とりあえず会社説明会に参加してみようと思いました。そこで営業部門の先輩社員が「単なるサービスの販売を行うだけではなく、企画やサービス開発にも携われる」と話しているのを聞いて、営業として幅広い経験ができると感じ、選考に進むことにしました。

面接官がこちらの話を引き出すように丁寧に話を聞いてくれ、風通しが良く若いうちから挑戦できるような環境だと感じたことが入社の決め手です。実際、入社をしてからは営業にとどまらずあらゆる業務に若手のうちから挑戦させてもらいましたし、上司や他部署の方も真摯に話を聞いてくれる人ばかりなので、入社前とのギャップはほとんどなく、イメージ通りでした。

入社後、営業部門に配属され、訪日外国人向けのプリペイドSIMを中心にビッグローブ光やBIGLOBEモバイルなど幅広い商材を取り扱っていました。パートナー開拓や販促支援などの営業業務の他に、サービス企画やプロモーションなどの業務にも携わったこともあります。

当時、営業部門はサービスや販売チャネルごとにグループが分かれていましたが、何でも屋のような立ち位置で新規案件を中心に担当していました。サービスごとに仕様や特徴を覚えたり、商流によって異なる運用方法を理解したりと、苦労する部分も多かったのですが、上司や関係部門の方がしっかりとサポートしてくれて、助かりました。また営業経験が少ない中でも「こうすれば売れるんじゃないか」というアイデアを実現できたこともあります。具体的には、プリペイドSIMの営業で、旅行前や訪日後すぐにお客さまと接点を持てるように、空港のauショップや海外拠点での販売を開始し、その後の中核を担う販路となりました。さまざまなことに挑戦させてもらえたおかげで、成長できたと実感しています。

3年目からはパートナー営業として、当社のサービスや強みを活かして、パートナー企業さまの営業活動やソリューションの販売を支援する業務を担当させてもらいました。パートナー企業さまの商品やソリューションの価値を向上できるように、課題をヒアリングしつつ「どのようにすればその課題を解決できるのか」「どのようにして課題解決の施策を実現させていくのか」などを社内の企画や技術部門の方々と相談しながら考え、実施していきました。

そういったビジネスパートナーとの関わり方は、1、2年目に上司のやり方を間近で見せてもらっていたので、それを踏襲するようにしていました。そのおかげで、円滑にやりとりができたように思います。1、2年目はどちらかと言えば、広く浅く知識や経験を積んでいくことが多かったのですが、3、4年目ではその知識や経験を深めることができたと思います。撒いた種が少しずつ芽を出してきているような感覚があって、モチベーション高く働けていました。

5年目からマンションISP（インターネットサービスプロバイダー）サービスの立ち上げ、推進とパートナー開拓の業務に従事しています。1、2年目でもISPサービスに携わっていたことがあったので、その経験を活かして「社内でどのような体制が必要か」「どのようなサービスにすればいいか」などを関連部署と一緒に考え、リリースに向けて動いていました。パートナー企業さまとの商談の中で、サービスに対する課題や意見をいただくこともあります。それをしっかりとサービスに反映できるよう社内の関連部署と何度も協議を重ねました。

それぞれの立場や役割が違う中で、全員の方向性を合わせる必要があったので、伝え方や傾聴力といったコミュニケーション能力はかなり磨かれたと思います。またパートナー企業さまのインサイトをしっかりと捉え、適切な提案をするプレゼン能力も身につきました。チームメンバーのマネジメントも経験させてもらっているので、メンバーが成長できるよう、今後もしっかりとサポートしていきます。