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次世代 Wi-Fi 規格“NGH”の実証実験にBIGLOBEが参加

~世界各国の大手通信社などと共同でサンフランシスコ市内にシームレスなWi-Fi利用環境を構築~

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2014-10-06

ビッグローブ株式会社

ビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:古関 義幸、以下 BIGLOBE)は、本日よりWBA(注1)が主催し、米国サンフランシスコで開催される「Wi-Fi Global Congress San Francisco 2014」(以下 WGC)において、国内MVNOとして初めて次世代Wi-Fi規格NGHの実証実験“NGH Live Experience”に参加いたします。

NGH(Next Generation Hotspot)は、Wi-Fiの利便性向上に向けグローバルな活動を展開する団体であるWBAが推進している次世代公衆Wi-Fiの相互利用規格です。本規格が普及することで、一度の初期設定で複数事業者の公衆Wi-Fiにシームレスに接続できるようになり、セキュアで快適にWi-Fiを利用することが可能となります。

このたびの実証実験(注2)では、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、中東の大手通信会社など26社が参加し、NGHによる公衆Wi-Fi相互利用の検証を行います。WGC来場者は、開催会場およびサンフランシスコ市内で3つの事業者が提供する公衆Wi-Fiのシームレスな利用が可能で、NGHによる快適なWi-Fi通信環境をいちはやく体験することができます。BIGLOBEは、EAP-TTLS方式に対応したID・パスワードを来場者に発行し、アクセスポイント設置事業者やハブ事業者などと連携することで、NGHを活用したスピーディーな認証を実現しています。なお、実証実験によって得られたノウハウは、NGHの普及促進に向けた今後の活動に活かされます。

また、WGCでは、優秀な技術やサービス、大規模なスポットの拡充などを通じてWi-Fiの普及に貢献した企業などを表彰する「WBA Wi-Fi Industry Awards」が予定されており、このうち『Best Wi-Fi Service Innovation Award』部門に「BIGLOBE LTE・3G」がノミネートされました。今後、各部門にノミネートされた3つのサービス/企業から最優秀賞が選ばれ、2014年10月9日(現地時刻)に選考結果が発表される予定です。

BIGLOBEでは、2013年より「BIGLOBEスマホ」(注3)利用者向けにWi-Fiサービスを無料で提供しています。また、シームレスなWi-Fi利用をサポートするアプリ「オートコネクト」を提供することで、利用者のWi-Fi利用を積極的に推進してまいりました。今後は、NGHの標準化を推進することで、国内に限らず様々な場所で、接続先を意識することなく快適にWi-Fiを利用できる環境づくりを目指してまいります。

以上


(注1)
Wireless Broadband Alliance 。2003年に設立され、各国の大手通信事業者、モバイル事業者、大手IT企業など、100社以上が参加。Wi-Fi関連の標準化団体Wi-Fi Allianceと共同でNGHの普及を推進し、事業者間のローミングに関する仕様の規定などの活動を行っている。

(注2)
実証実験 “NGH Live Experience” 実施概要
・開催期日: 2014年10月9日~10月10日
・参加企業: 26社(大手通信会社20社、機器ベンダー等6社)
・参加対象: Wi-Fi Global Congress の来場者 約700名
・実験目的: NGHが目指す 「公衆Wi-Fi相互利用」 の実現性評価、NGHの認知向上と普及促進

(注3)
2013年3月時点では「Wi-Fi(R)ほぼスマホ」として提供


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