NECビッグローブ株式会社
NECビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員社長:古関 義幸、以下BIGLOBE)は、サーバとネットワークをソフトウェアで一括制御するデータセンターの仮想化を実現し、本年4月より運用を開始いたしました。これまでのサーバ仮想化に加え、ネットワークも仮想化することで、従来約2週間を要していたサーバ・ネットワーク(インフラ)構築期間を約10分へと大幅に短縮いたしました。
データセンターでは、2008年頃からサーバの仮想化が広がり、“数分でサーバを立てられる”、“必要な時に必要な分だけ使える”など、様々なメリットがもたらされました。しかし、ネットワークは、構築や変更のたびに多くの機器に複雑な設定が必要になるなど運用効率が課題となっていました。また、セキュリティ強化や冗長化、他社クラウドとの連携など、高度なネットワーク構築には個別にSIが必要になるなど、柔軟性や拡張性に制限がありました。そのためBIGLOBEでは、ネットワーク構築の課題を解決するSDN(Software-Defined Networking)化と、データセンターの仮想化により、スピーディーで柔軟性の高いインフラ構築を実現いたしました。
BIGLOBEデータセンター仮想化の概要は以下の通りです。
BIGLOBEでは、OpenFlow技術のより高度な活用をすすめ、インフラ設計まで不要となる、さらに柔軟性の高いデータセンターの実現を目指してまいります。サービスやアプリの提供スピード向上を実現するとともに、インフラ構築に必要な工数を削減することで、アプリやサービスの開発に専念できる環境を実現してまいります。BIGLOBEでは今後も、最新技術を活かした新しいインターネット活用を提案してまいります。
以上
(注1)
OpenFlowは、ネットワークを集中制御できる次世代ネットワーク技術。ソフトウェアによってネットワークの構成や機能をプログラミングできるようにするコンセプトSoftware-Defined Networking(SDN)を実現する技術の一つ。
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