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有給休暇を取得しづらい理由は「職場の空気」が1位に
BIGLOBEが「有給休暇に関する意識調査」を実施

~同僚は有休取得に実は寛容も、繁忙期の管理職には要注意!~

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2017-07-31

ビッグローブ株式会社

格安スマホや格安SIMを提供するBIGLOBEは、「有給休暇に関する意識調査」を実施しました。

本調査は、インターネットを利用する方のうち、スマホを所有する全国の20代~50代の社会人男女1,000名を対象にアンケート形式で実施しました。なお、それぞれの年代カテゴリは各250名ずつ、性別カテゴリは500名ずつ抽出しています。調査日は2017年7月18日~19日、調査方法はインターネット調査です。

【調査結果のトピックス】

  1. 有給休暇を取得しづらい理由は、「職場の空気」が最多。特に20代は、周囲に気を遣う
    「有給休暇を取得できない、しづらい理由」を質問したところ、1位は「職場に休める空気がないから」(33.6%)となった。また20代は「上司・同僚が有給休暇を取らないから」が32%と、ほかの世代よりも10ポイント以上高く、周囲を強く気にする傾向が明らかとなった。
  2. 他人の有給休暇取得には寛容。ただし、管理職は、繁忙期に有給休暇を取られるとイライラ
    上司や部下、同僚が有給休暇を取る際にイライラするケースを聞いたところ、「イライラすることはない」と回答した人が約5割で1位に。一方、「繁忙期に堂々と休む」のはイライラすると回答した人は24.2%で2位となった。なお、特に管理職は繁忙期に休まれるとイライラする傾向が強く、34.9%が不快感を示すことがわかった。
  3. 有給休暇で最も希望されているのは、「休暇日数の増加」ではなく「有給休暇の買い取り」
    有給休暇に関して希望していることを質問したところ、「有給休暇の買い取り」と回答した人が45.3%と1位になり、現在、「働き方改革」の一環として注目されている「休暇日数の増加」を上回った。
  4. 自分が勤務する会社には「有給休暇を取りやすくする工夫がない」と感じている人が7割
    自分が勤務する会社は「有給休暇を取りやすくするための工夫をしているか」質問したところ、「工夫がない」と回答した人が74.4%と、大多数が会社の工夫がないと感じている。役職別に見ると、管理職で「工夫がある」と回答した人は34.9%だが、一般社員では23.5%まで落ち込み、一般社員と管理職の間で大きく認識が異なることがわかった。

 

【調査結果詳細】

1.有給休暇を取得しづらい理由は「職場の空気」が最多。特に20代は周囲に気を遣う傾向あり

有給休暇を取得しづらいと回答した497人に「有給休暇を取得できない(しない・しづらい)理由」について質問したところ、「職場に休める空気がないから」(33.6%)が1位となった。続いて「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」(22.9%)、「上司・同僚が有給休暇を取らないから」(22.3%)といった、気遣いや配慮によって休まない人が多いことがわかる。

 

年代別に見ると、20代全体では「上司・同僚が有給休暇を取らないから」が32%、さらに20代女性に限定すると42.9%と、ほかの世代、性別よりも10~20ポイント以上高く、より周囲を強く気にする傾向があることが明らかとなった。なお、役職別に見ると、管理職は「業務対応が発生するかもしれないから」有給休暇を取得しない人が28.0%にのぼり、仕事に対する責任感によって休むことが難しい状況が伺える。

 

2.他人の有給休暇取得には寛容。ただし、管理職は繁忙期に有給休暇を取るとイライラする傾向

周囲の人が有給休暇を取ると何を感じるかという質問に対し、1位は「有給休暇を取れるならどんどん取ったほうがいい」(34.6%)と寛容な姿勢を示している。なお、2位は「自分も有給休暇を取りたい」(31.9%)で、女性が36.0%、男性は27.8%と性別で差のつく結果となった。

 

また、上司や部下、同僚が有給休暇を取る際にイライラする場面を質問したところ、「イライラすることはない」と回答した人が49.6%で1位。ここでも他人が有給休暇を取る場合のストレスは小さいことがわかる。2位は、「繁忙期に堂々と休む」(24.2%)。役職別に見ると、一般社員は、繁忙期に休む行為に対してイライラする割合は21.7%に留まるが、管理職は、繁忙期に休まれるとイライラする傾向が強く、34.9%が不快感を示している。

 

3.有給休暇に希望していることは、「日数の増加」より「休暇の買い取り」が上回る

有給休暇に関して希望していることについて質問したところ、「有給休暇の買い取り」と回答した人が45.3%と1位。現実的に仕事を休むことができない状況に対し、せめて余ってしまった休暇を買い取って欲しいという願望が窺い知れる。「休暇の買い取り」のニーズは、現在、「働き方改革」の一環として検討されている「有給休暇の日数増加」(20.8%)を上回る結果となった。2位は、「有給休暇取得率100%」(33.9%)がランクイン。使えない休暇の総数が増えるよりも、まず今ある有給休暇をきちんと休みたいという意見が強い。

 

4.会社に「有給休暇を取りやすくするための工夫がない」と感じている人が7割強

自分が勤務する会社は「有給休暇を取りやすくするための工夫をしているか」について質問したところ、「工夫がない」と回答した人が74.4%と多数を占めた。一方、「工夫がある」と感じている人は25.6%だが、役職別に見ると、管理職で「工夫がある」と回答した人は34.9%にのぼり、一般社員の23.5%とは大きく認識が異なることがわかった。

 

有給休暇を取りやすくするために変えるべきは何かと質問したところ、「会社の制度」と回答した人が66.6%となり、「個々の意識」(33.4%)を大きく上回った。周囲を気にして休むことができない人が多数となった前述のアンケート結果を踏まえて、現状を改善するには、「会社の制度」で休みやすくする必要があるようだ。
なお、「有給休暇を取得することで仕事のクオリティが上がると思うか」を質問したところ、「そう思う」と回答した人が64.4%と否定派を上回った。

 

なお、本調査にあわせて、BIGLOBE社員の休暇取得実績を自社で調査したところ、2016年度のBIGLOBE社員の年間平均休暇取得日数は、19.1日だった。

 

  • 調査概要
    • 調査名: 有給休暇に関する意識調査
    • 調査対象:
      インターネット利用者の中から、全国の20~50代男女で、スマホを所有している方各125人
      合計1,000人
      アンケート形式
    • 調査期間 :2017年7月18日~19日

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※本調査レポートの百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計しても100%とならない場合があります。また複数回答可の設問があるため、合計100%を超える場合があります。
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