ＮＥＣビッグローブ株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役執行役員社長：飯塚 久夫、以下BIGLOBE）は、Ｐ２Ｐ（Ｐｅｅｒ ｔｏ Ｐｅｅｒ）技術（注１）を活用した、大規模な同時アクセスに対応可能なライブ動画配信サービス「ｍｅｓｈＣａｓｔ」（URL：http://business.biglobe.ne.jp/streaming/service/meshcast.html）を、本日より提供開始いたします。
本サービスは、Ｐ２Ｐ技術を活用したもので、BIGLOBEサーバからの動画配信に加え、視聴者のパソコンからの配信も併用するグリッド方式（注２）により効率的なライブ動画配信基盤を提供するものです。短時間にサーバアクセスが集中するライブ動画配信において、従来技術（注３）の１０分の１程度のサーバ・ネットワーク設備で対応できるため、企業に向けて低コストで短期間に動画配信基盤を提供することが可能になります。
本サービスの特長は以下の通りです。
- Ｐ２Ｐ技術を活用し、安定した大規模ライブ動画配信を実現
大規模なライブイベントの動画配信にあたり、急激に視聴者が増えた際も、BIGLOBEサーバからの配信に加えて、視聴者のパソコンからも分散して動画を配信することで、サーバにかかる負荷を大幅に低減し、安定した動画配信サービスを実現（注４）。サーバのみからの配信と比べ、使用するネットワーク帯域の大幅削減が可能。これによりライブ配信費用を大幅に削減することができ、利用企業は低コストで安定した動画配信基盤の利用が可能になる。
- ｍｅｓｈＣａｓｔサービス利用料金
- 設定費用は２００，０００円（税抜き）
- 配信利用料は３００，０００円 〜 ／ 回（税抜き）（注５）
※コンテンツのエンコードが必要な場合は別途費用
- 安心・安全のセキュリティ
BIGLOBEサーバで管理されたコンテンツのみが本サービスで配信される。利用者のパソコンから配信される場合も、管理されたコンテンツのみがメモリ上で共有されるため、コンテンツの不正流用を防止することが可能。さらにＷｉｎｄｏｗｓ Ｍｅｄｉａ Ｒｉｇｈｔｓ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ方式のＤＲＭによる著作権の保護にも対応しているため、利用企業は安心安全にコンテンツを配信することができる。
BIGLOBEでは本サービスのメニュー化にあたり、総務省が支援する「Ｐ２Ｐネット実験協議会」に２００８年より参画し、安心で効率的な動画配信の新たな可能性を検証してまいりました。また、２００９年４月より「ネットワーク高度利用推進協議会」として名称変更後も引き続き参画し、Ｐ２Ｐ技術を含めたネットワークの高度利用を推進しています。
昨今、ブロードバンドの普及により、高画質の動画視聴が浸透する一方、これまでのサーバで集中的に配信する方式では、規模の拡大に伴いサーバ・ネットワークへの負荷が増大するといった課題がありました。一方、企業においてはユーザとのリレーション強化のためスポーツやコンサートといったイベントのライブを容易に配信したいというニーズが高まっておりました。このたびのサービスは、より効率的な配信方式を実現し、大規模なライブ配信サービスを手軽に利用したいというニーズに応えるものです。
引き続きBIGLOBEは、Ｐ２Ｐ技術を活用したライブ動画配信サービスを企業内や特定ユーザのみ使用できるようにするといったメニュー強化を図ってまいります。さらにＶＯＤ動画配信サービスにおいても、Ｐ２Ｐ技術を活用したメニューを拡大していくことで、動画配信サービスを今後３年間で５００社に提供し、売上５億を目指してまいります。
以上
（注１）
ウタゴエ株式会社の「ＵＧＬｉｖｅ」を採用
（注２）
ネットワークを介して複数のコンピュータを結ぶことで、様々な資源の効率的な利用を実現する方式
（注３）
サーバで集中的に動画配信を行うサーバ・クライアント型の配信方式
（注４）
安定した動画視聴の目安：最大大域７５０ｋｂｐｓ、同時接続数３,０００人
（注５）
同時接続数３，０００人を超える場合は別途見積もり
ライブ動画配信時間： 弊社営業日 ９：００〜２１：００ の場合
（休日利用は要相談）
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