NECビッグローブ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役執行役員社長:飯塚 久夫、以下BIGLOBE)は、ブログに書かれたクチコミ情報を分析し、反響の大きさや評価に加え評判の理由までもが解析可能な、ブログクチコミ分析サービス「感°Report(かんどれぽーと)」(http://kandoreport.jp/)を、10月31日より企業向けにSaaS型メニューで提供開始いたします。
本サービスは、“クレンジングフィルタ(注1)”や“トピック判定・変化点検出エンジン(注2)”など、NEC中央研究所の「トピック分析技術」を活用して実現したもので、高度なスパム除去を実現しているほか、分析目的のテーマと関係性の深いブログだけを抽出できるなど、精度の高いブログ分析が可能です。また、分析結果を共有するためのレポート機能が充実しており、キャンペーンの反響チェックや、競合製品・サービスとの比較などが容易で、月額料金は、ベーシック版が38,000円(税別)からとなっています。
本サービスの特長は、以下の通りです。
- タイムリーな分析力と充実したレポート機能
国内主要ブログに投稿された過去1年分 約3.5億件の記事を対象に、様々な切口からタイムリーな分析が可能で、豊富なレポート機能を有している。ブログ書き込み数の時系列での変化や、評判となっている時の理由を分析できるほか、商品・サービスに対する評価、関心を集めているポイントなどを、自動的にレポート作成。また、競合とのクチコミ内容の違いやトピック別評価・強み弱みなどが分かるほか、キャンペーン実施の前と後でのクチコミ量や評価の変化を計測することができる。更に、スペシャル版は、課題に合わせた分析軸の設定や20競合までの同時比較など、より深いトレンド調査ができる。
- 高い分析精度を実現する「トピック分析技術」
ルール学習機能を有する“クレンジングフィルタ”により、アフィリエイトブログや、 記事引用ブログなど、クチコミ分析の精度を下げるようなスパムブログを除外可能。また“トピック判定・変化点検出エンジン”により、テーマに沿ったブログだけを分析対象として抽出できるため、同じ「携帯」というキーワードでも電話、灰皿、ゲーム機といった意味を判別するほか、キーワードが存在してもテーマに沿わない内容のブログは除外できる。これにより、分析テーマと関連性の高いブログに絞った分析が可能となり、精度の高い調査結果を得ることができる。
- 専門知識が無くても容易に使える高いユーザビリティ
分析精度を高めるために必要な条件設定が、選択肢から選んでいくだけで簡単に行なえるため、専門知識が無くとも、適切な「キーワード設定」や「分析テーマ」が設定できる。 北京オリンピックの評判の変化について分析をする際には、“五輪”や“北京”など、関連する「キーワード設定」が必要になるほか、店舗名などは除外する必要がある。また、「分析テーマ」についても、約30業種/約180商材に関する話題定義により自動的に選択肢が生成されるため、ナビゲーションに従っていくだけで、目的に沿った分析が実施できる。
また、本サービスは、株式会社 博報堂のブログ分析サービス「Topic Finder」において採用され、同社のマーケティング・コミュニケーションモデル「エンゲージメント・リング」
の分析でも活用されてまいります。
昨今、ブログによるクチコミの急増から、消費者に対するブログの影響力が強まっており、企業からは、ブログを効果的に分析し市場のニーズをタイムリーに把握したいというニーズが高まっております。しかしながら、大量のスパムブログの存在や、分析の精度向上が更なる活用への課題となっておりました。このたびのサービスは、こうしたニーズや課題に対応するもので、独自のトピック分析技術を活用することにより、企業のマーケティングを強力に支援してまいります。
BIGLOBEは、今後、掲示板サービスとの連携や、クロスマーケティング対応など、サービス強化を継続して実施し、2010年度には、700社への導入を目指してまいります。
以 上
(注1)
BIGLOBEが提供するウェブリブログ運営のノウハウをもとに、スパムの形式、発信形態を学習。これにより、高い精度でスパムブログの判定が可能。
(注2)
指定ワードに対する関連語、連想語を自動抽出し、それらの出現状況からトピックの判定を行うことにより、高い精度で分析すべきブログの抽出が可能。また、トピックの持続性解析や新規トピックの検出により、テーマの切り替わりを精度良く捉えることが可能。
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